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IoT x 降水地域をインタラクションセンシング

近年、 IoT というワードが盛り上がっていますね。あらゆるものがインターネットにつながることによって、遠隔地の情報を知ることができたり、膨大なセンサーデータを分析してフィードバックできたり、という利点があります。

しかし、他にもIoTの大きな利点が存在します。それは、モノがインターネットに繋がっていることによって、直接センサーで取得することができなかったり、コストがかかってしまうことを、間接的に取得することができるようになったことです。これを、 インタラクションセンシング といいます。

インタラクションセンシング

インタラクションセンシングとは、上でも説明したように、直接センサーをつけて取得するのが難しいデータやコストがかかってしまうデータ、そもそも取得できないデータなどを、間接的に取得するセンシングのことです。

人の普段の行動のログを取り、インターネットを使ってそれらを膨大に集めることによってわかるデータなので、IoTの恩恵を大いに受けています。

例えば、観測所のデータでは通っている勤務地の市全体の天気を知ることができても、駅から勤務地までの大通りは雨が降っているのか、リアルタイムで知ることは難しいですよね(今は雨量計がそこら中にあるので分かるかもしれませんが…)。

ここで、雨が降っているかどうかを雨量計で直接測るのではなく、 人が傘をさしているかどうか をセンシングして位置情報から地図に反映させれば、かなり局地的な降水状況をリアルタイムに知ることができます。歩いている人に限らず、 車のワイパーが動かしているかどうか をセンシングするのも同じです。

このように、インタラクションセンシングは、IoTの特性を利用して、現状センサーが存在しないようなものもセンシングできる可能性を秘めています。

降水地域をインタラクションセンシングで知る

では、前の章で説明した降水地域のインタラクションセンシングを、obnizを使ってどのように実現できそうかを紹介したいと思います。

今回は、 ボタンワンタッチ式の傘 を想定します。さらに、obnizとセンサーがついた傘をたくさんの人が持っていると考えます。

準備するもの

  • obnizとバッテリー
    簡単にIoTを実現できるボードです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

どうやって作るのか

システムはこんな流れで動くイメージです。

①ワンタッチ式の傘をボタンを押して開くと、ボタンに設置してあった圧力センサーから、傘を開いたことを検知します。
(ここでは一旦、傘を閉じるセンシングは置いておいて、 傘が開いている = 雨が降っている ということのみに焦点を当てて説明しています。)

②GPS受信モジュールによって、傘が開いている現在地を取得します。

③obnizはインターネットに繋がっているため、傘が開いている場所をWebページ上の地図にプロットしたり、傘が開いている場所が自宅に近かった場合、あらかじめ作っておいた 物干しざお引っ込めシステム に命令を送って動かしたり…なんてことができます。


この記事で紹介したシステムのように、obnizを使うと簡単にIoTもインタラクションセンシングも実現できます。公式サイトでは詳しいobnizの紹介やチュートリアル、制作例などが載っているので、ぜひ覗いてみてください。
obniz